世界最大の水素ステーション、上海で完成8
公開時間:2019-07-25 16:16 6月5日、驛藍金山という名の世界最大級で最高クラスの水素燃料電池車の水素ステーションが上海化学工業区で正式に完成した。上海化学工業区にある水素ステーションの敷地面積は約8000平方メートルで、1日の供給能力は1,920キロ。燃料電池車への水素充填、トレーラー輸送車への水素供給、燃料電池車の維持・修理、電気自動車への充電の機能を持つ。ほぼ全ての車種の水素燃料電池自動車に補給サービスを提供するとともに、周辺の他の水素ステーションにも水素を供給することができる。 排ガスやエネルギーの問題により、日本、ドイツ、韓国および他の国々は水素エネルギーなど「ゼロエミ」の代替エネルギーの模索に力を注いでいる。燃料電池システムの基礎研究をはじめ、水素エネルギーの応用を積極的に促進している。中国も水素燃料電池自動車を新エネルギー自動車の3つの主要な発展方向(ハイブリッド自動車‐HEV、電気自動車‐EV、水素燃料電池自動車‐FCV)の一つとして挙げている。上海市科学技術委員会は2017年に発表した「燃料電池車発展計画」のデータによると、2020年までに水素ステーションを5−10軒建設し、3000台の応用モデルを推進する。 過去、工業区内の工業生産から出た副産物の水素はほとんど各企業によって直接燃焼されていた。これは間違いなく水素エネルギーの利用としては非常に非効率的である。これらの水素が効率よく利用されると、年間約3万台の水素燃料自動車を供給することができる。6月5日に上海の金山で完成された驛藍水素ステーションの水素は、上海化学工業区から出た副産物の水素によって供給され、水素パイプラインでステーションまで輸送される(中国初のパイプラインで補充される水素ステーションである)。 今年5月24日に開催された浦江革新フォーラムにおいて、「長江デルタ水素回廊の建設・発展計画」が正式に発表された。その短期発展計画(2019−21年)は、長江デルタ地域における既存する水素エネルギー産業の基礎を踏まえた上で、水素燃料電池車の普及を促進していくという目標が挙げられている。2021年までに5000台の水素燃料電池車と40軒の水素ステーションの建設を計画し、同時に上海をはじめ、産業リータ都市として、水素回廊の中核エリアを建設し、4本の水素高速モデルルートの建設する予定。 |